お役立ちコラム

LONGi(ロンジ)の太陽光パネルはどう選ぶ?特徴・保証・価格を解説

LONGiLONGi公式のHi-MO X10製品イメージ。受光面とフレームの拡大写真Hi-MO X10
画像出典:Hi-MO X10の日本市場投入・技術解説

「ロンジって、どんなパネル?」

LONGiは、単結晶シリコンとバックコンタクト技術に力を入れる、中国発の太陽光パネルメーカーです。

日本で展開する主力の「Hi-MO X10」は、光を受ける面に電極の配線を置かない設計が特徴。発電性能だけでなく、黒を基調にした見た目を重視したい方にも比較していただきたい製品です。

POINT 01

同じ屋根を、効率よく。

HPBC 2.0による発電性能と、影や高温への工夫を見ていきます。

POINT 02

保証は、型番まで確認。

Hi-MO X10とEcoLife X10では、製品保証の年数が異なります。

メーカー・製品情報:Hi-MO X10・公式製品ページ、LONGi・主要製品一覧(2026年9月版・PDF)。

表の配線をなくして、光を受ける面を広く。

Hi-MO X10が採用するのは、N型バックコンタクト技術「HPBC 2.0」です。セルの電極を裏側へ集め、表側の配線がつくる影を減らします。効率を高めながら、すっきりした受光面にできることが特徴です。

Hi-MO X10のBCセル。表側に電極の配線がなく、光を受ける面を広く使う構造を示すLONGi公式図
画像出典:Hi-MO X10の日本市場投入・技術解説

同じ「バックコンタクト」でも、中身はそれぞれ。

ハンファやネクストエナジーなど、バックコンタクトを採用するメーカーはほかにもあります。同じ方式というだけで性能が同じになるわけではありません。効率、温度特性、サイズ、保証を、実際に提案された型番で比べましょう。

ロンジはシリコンの材料からセル・パネルまで研究開発と生産を行っています。グループは2000年に中国・西安で設立され、日本法人は2016年に設立されています。

技術の出典:Hi-MO X10の日本市場投入・技術解説。会社情報:日本向けラインアップの紹介(2026年2月)。

住宅で比べたい、3つの仕様。

2026年9月版の日本向け製品一覧から、同じ大きさの3製品を整理しました。いずれも寸法は1,800×1,134×30mm。色味や重さ、両面発電の有無が異なります。

スマートフォンでは、表を左右に動かしてご覧いただけます。

日本向け主要製品一覧・2026年9月版から
シリーズ・型式公称最大出力/
モジュール変換効率
外観・発電方式/質量
Hi-MO X10
LR7-54HVH
485〜505W
23.76〜24.74%
ブラックフレーム・片面発電
21.6kg
Hi-MO X10
LR7-54HVD
480〜500W
23.52〜24.50%
ブラックフレーム・両面発電
ダブルガラス・23.5kg
EcoLife X10
LR7-54HVB・通常タイプ
480〜495W
23.52〜24.25%
フルブラック・片面発電
21.6kg

出典:LONGi・主要製品一覧(2026年9月版・PDF)。出力・効率は標準試験条件の仕様値です。表には将来の登録予定や出力ロードマップに基づく範囲も含まれ、納入可能な出力は時期によって限定されます。採用する型番・国内登録・納期を確認します。

670Wなどの大型パネルとは、サイズが違います。

同じメーカーの大型製品の出力を、そのまま住宅向けの性能として比べるのは適切ではありません。屋根の形や必要な離隔を踏まえて、何枚・合計何kW載るのかを見ることが大切です。

効率が高くても、枚数が減れば?例えば、500Wを10枚なら5.0kW、450Wを12枚なら5.4kW。これは計算例ですが、1枚の出力と屋根全体の容量は別に考える必要があります。発電量は容量だけでなく、方位・影・パワーコンディショナの構成でも変わります。

両面発電の上乗せは、屋根の条件次第。

裏面にも光が入る製品は、地面や屋根からの反射光も利用できます。ただし、屋根に近接して設置する住宅では、裏面へ届く光が限られます。カタログ上の両面発電の効果を、そのままご自宅の発電量に加算しないようにしましょう。

30年保証の、「何を」確かめる。

ロンジの保証で分けて見たいのが、製造上の不具合を対象とする「製品保証」と、定められた出力水準を対象とする「リニア出力保証」です。日本向け製品一覧では、次のように案内されています。

スマートフォンでは、表を左右に動かしてご覧いただけます。

掲載した型式シリーズの保証期間
対象製品保証リニア出力保証
Hi-MO X10
LR7-54HVH/LR7-54HVD
15年30年
EcoLife X10
LR7-54HVB
30年30年

出典:LONGi・主要製品一覧(2026年9月版・PDF)。年数だけでなく、納入される製品に適用される保証規定を確認します。

発電量や電気代を、30年間約束するものではありません。

上記3製品の出力保証は、1年目99.0%、2年目以降は年0.35%ずつ低下する基準です。30年目の基準は初期出力の88.85%。所定の条件で測ったパネル出力の保証であり、毎年の発電量や売電収入、電気代の削減額を保証する制度ではありません。

困ったときの窓口も、見積りと一緒に。

故障時の連絡先、保証の開始日、必要な購入・施工記録を確認しておきましょう。点検・取り外し・再施工などの費用まで、すべて含むとは限りません。対応方法と費用の範囲は正式な保証書で確かめます。

メーカーの日本向けサイトにはアフターサービス窓口もあります。YourSでは、ご提案する機器の保証条件と、ご相談の窓口を合わせてご案内します。

保証資料:LONGi日本・カタログ/保証資料ダウンロード。メーカー窓口:LONGi日本・アフターサービス窓口。

太陽光工事に起因する雨漏りなどを対象とするYourSの施工10年保証は、パネルの製品保証・出力保証とは別のものです。

影や暑さ、汚れにも。屋根に合う工夫を選ぶ。

部分的な影への工夫

Hi-MO X10には、セル単位で電流を逃がす働きを持たせる設計があります。影による出力の損失や局所的な過熱を抑えるための技術です。

高温時の出力低下を抑える

掲載3製品の最大出力温度係数は−0.26%/℃。パネルが熱くなったときの、出力の下がり方を示します。

特殊な屋根には、専用の仕様

国内向けには防汚・軽量・防眩タイプも紹介されています。必要な機能と、実際に供給される型番を照合して選びます。

影への対策があっても、影の影響がなくなるわけではありません。周囲の建物やアンテナの影は、配置計画と年間発電量の試算で確認します。

温度係数は、外気温ではなくパネル自体の温度を基準にする数値です。例えば基準の25℃から50℃上がると、単純計算で13%の出力低下に相当します。年間発電量を一律13%減らすという意味ではありません。

技術解説:Hi-MO X10の日本市場投入・技術解説。仕様・温度係数:LONGi・主要製品一覧(2026年9月版・PDF)。

防汚タイプは、すべてのパネルに付く機能ではありません。

フレームの縁に汚れがたまりにくいよう配慮した専用タイプがあります。軽量や防眩も同様に、通常品とは分けて検討します。機能名だけで選ばず、屋根材・勾配・反射への配慮、取付条件まで確認しましょう。

バリエーションの出典:日本向けラインアップの紹介(2026年2月)、LONGi・主要製品一覧(2026年9月版・PDF)。

価格と性能を、同じ計画で見比べる。

ロンジがご自宅にとって割安かどうかは、パネル単体の価格では決まりません。架台、パワーコンディショナ、配線、足場、施工費を含めた総額と、設置できる容量をそろえて比べます。

  • 屋根全体の容量と発電量配置図、合計kW、方位・影を反映した年間発電量の試算を確認します。
  • 設備の組み合わせと保証蓄電池・V2Hも導入するなら、接続できる機器、停電時の使い方、保証窓口をそろえます。
  • 工事込み価格と将来の費用追加工事の有無、補助金の条件、自家消費・売電の試算、将来の機器交換まで見渡します。

ロンジが候補になるのは、こんなご計画。

バックコンタクトの発電性能や見た目を重視する方、ある程度まとまった屋根面を使える方には、比較する価値のあるメーカーです。一方、複雑な形の屋根では、小型や異形パネルを持つメーカーのほうが合計容量を確保しやすい場合もあります。これはYourSとしての選び方の提案です。

同じバックコンタクトでも、サイズや保証はメーカーごとに違います。ハンファ、ネクストエナジー、パナソニックなども、ご自宅での配置と総額を見て比べましょう。

YourSは大阪・和歌山・兵庫・奈良を中心に、導入のメリットを確認してご提案します。導入しないほうがよい場合も、その理由をお伝えします。

ロンジも含めて比較・相談する →

よくあるご質問

ロンジはどこの国のメーカーですか?

中国・西安で2000年に設立されたメーカーです。日本法人のLONGi Solar Technology株式会社は2016年に設立されています。日本向けラインアップの紹介(2026年2月)。

Hi-MO X10とEcoLife X10は何が違いますか?

国内の2026年9月版一覧では、EcoLife X10のLR7-54HVBはフルブラック・製品保証30年、Hi-MO X10のLR7-54HVHはブラックフレーム・製品保証15年です。出力や効率も異なるため、シリーズ名に加え型番で比較します。LONGi・主要製品一覧(2026年9月版・PDF)。

保証はどのパネルでも30年ですか?

出力保証と製品保証を分けて確認します。掲載3製品の出力保証は30年ですが、製品保証はHi-MO X10が15年、EcoLife X10が30年です。すべての機器の故障や工事が30年間保証されるという意味ではありません。

影がある屋根でも設置できますか?

影の時間帯・広さ・季節によります。影による損失を抑える技術があっても、日射が少なければ発電量は減ります。現地条件を見て、設置位置や導入の妥当性を検討します。

防汚・軽量タイプも住宅に使えますか?

専用品のサイズ、屋根材との適合、取付条件、国内登録や供給状況を確認する必要があります。通常の住宅向け製品と同じ条件で使えるとは限らないため、ご計画ごとに照合します。

他メーカーと一緒に見積りをお願いできますか?

はい。屋根の図面や他社のお見積りがあればお持ちください。調達できる型番・納期も確認して、容量、工事、保証をそろえて比較します。お見積りは通常1週間が目安です。

大阪・和歌山・兵庫・奈良に対応

わが家の屋根なら、どんな計画が合うだろう。

ロンジを含め、設置できる容量と暮らしに合う機器、工事込み価格をご提案します。

お見積りは通常1週間が目安です。図面や他社のお見積りをお持ちの方も、お気軽にご相談ください。

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